三好美覚の理科の授業(カルメ焼き)
中学理科2年
炭酸水素ナトリウムの分解について学習した後、カルメ焼きを行いました。
身近な所で、炭酸水素ナトリウムの分解が役立っていることに気付きました。
炭酸水素ナトリウムは、二酸化炭素と水と炭酸ナトリウムに分解します。
砂糖に水を加え、割り箸で十の字をお玉にかき、底が見えるようになったら
濡れ雑巾の上に置き、炭酸水素ナトリウムを入れます。タイミングが良ければ
ぷーっとふくらみ、さくさくとおいしいお菓子になります。
このふくらむ理由は、炭酸水素ナトリウムの分解により二酸化炭素が発生した
からです。 カルメ焼きを割ると、中にはたくさんの穴があいています。
二酸化炭素は気体です。この気体が無数の穴を作るから、さくさくとした歯ごたえの
あるカルメ焼きになるんですね。
<まとめ>
炭酸水素ナトリウムを熱分解すると、
炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 水 + 二酸化炭素 と変化します。
この変化を利用して砂糖の中に無数の二酸化炭素を閉じこめてできたお菓子が
カルメ焼きです。